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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 199676 位
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紹介したいけれど、筋を語りたくない本
トウタは破壊する事を望む、淘汰する事を渇望する。
ニホンジンと言う先住者。
熱帯の異邦と化した「新東京」を認めない温帯人達を。
温帯人は熱帯には住めない。いずれ淘汰される。
それを知っているから、トウタは破壊しない。
怒りを感じながらも淘汰しない。
準備する。
何を?
いずれ無主となる「新東京」にヤギの王国を立てる準備を。
同じく、そこに住む権利を持つ者達と争う準備を。
あるいは、手を繋ぐ準備を。
カラスは最初の同朋だ。
ヒツジコは破壊する、創造する。
羊達を追い立て、柵に押し込める全てを。
羊達を率いて、破壊し、創造し、独立する。
羊の国に、ヤギとカラスが訪れ、新東京はどうなっていくのか?
物語はそこまで語る必要はない。
すごすぎる
現代版コインロッカーベイビーズ。村上龍の文章は肌に合わなくてあわなくてどうしようもなかったのだが、こっちは読める。文章の密度が素晴らしく、この独特の言いまわしはさすがだ。万人に受け入れられるとは思わないけれど。
2009年というものすごく微妙な未来が舞台。東京はヒートアイランドと化し、熱帯と貸し、町は崩壊へと向かう。そのディティールと書き込みの密度がとにかくものすごい。
中でも面白かったのは、ヒツジコの学校改革。踊ることによって影響を与えるヒツジコと学校で起こりまくる怪現象。少女たちを視点としてぶっとびまくった文章。ラストのほうもとにかくかっこいい。
後半の暴走する展開はいかがなものか?
ヒートアイランド化が極限状態を迎え、異質に変転していく東京を舞台にした近未来(ほんの数年後)少年少女サバイバル小説。村上龍の「コインロッカーベイビーズ」(集英社)を彷彿とさせるハードな雰囲気に魅力を感じる。ただ後半の書き下ろし部分には賛否両論あるのではないだろうか。違う小説を読んでいるような気がした。前半で積み上げてきたあらゆるものをぶっこわし、呆気にとられているうちに、先走り風畳み掛けで一気に物語を収束してしまう。著者は自分で書いていて面白いかもしれないが、読者はひいてしまう。そんな温度差の乖離を感じた。傑作「ベルカ、吠えないのか?」(文藝春秋)のアイデアの片鱗がうかがえたのは興味深いけれど。残念な作品だったと思う。
・・・疲れた。
冒頭はぐっと引き込む展開(無人島でのサバイバル)でなかなか面白そうな予感だったのですが、中盤からは「なんじゃ、こりゃ」といったような、スロースペース進まないストーリと、くどくど並べられる単語や、抽象的過ぎてわからないは場面など、おもいっきり読み疲れました。 私には感性の会わない小説だったみたいです。最後まで「ヒツジコの踊り」が脳裏に浮かびませんでした。
そんなに面白いですか?
3つの短編を合わせただけあってどこかチグハグ、脇役の生い立ちなどあまり本編と関係ないところに文使いすぎ、なにより話が恐ろしく中途半端で終わっているのがかなりいただけないです。ヒツジコも「世界を変えようとする」動機が恐ろしく幼いし、トウタにいたっては何がしたいのか全く分りません。テレジア編は面白かったですけど。しかしテレジア編は相当漫画、アニメ臭くてなんだかなぁと思いました。
集英社
gift ベルカ、吠えないのか? ロックンロール七部作 LOVE ルート350
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